学内セミナーで、有機スズ汚染と巻貝類のインポセックス研究について堀口敏宏氏の講演を聴く。


研究面だけでなく、社会への働きかけについても話が聴けたのは面白かった。
数年前環境ホルモンという言葉が出た頃、日本での例として取り上げられたが、有機スズ汚染に関しては実際は80年代中頃からすでに研究を始めておられていた等々。


学術的な面で、インポセックスの誘導・発現メカニズムに対する新しい仮説が聴けたのは、女性ホルモンみたいなのが阻害されてるのが原因ではないのかという所で情報が止まってる自分にとっては勉強になった。


ジャンルは違うこういった話が聴けるのはいい。


ただ、現在この手の研究に割ける時間や人材が減っているのがネックだとか。
個体調査とかかなりマンパワーが必要そうなのになんとかならんのかな。