棟方志功 幻の肉筆画展
@美術館「えき」KYOTO
変な入り方ではあるけれど、唐沢なをきのパロディ(怪奇版画男)で名前だけは知っていた棟方志功の作品を実際に見ることが出来た。
個人邸宅の建具に直接描かれた作品が中心だったのだけど、家中の建具一杯に自由に描かれた作品は見ていて楽しく、そしてその鮮やかさにとても大事にされてたのだなと、所有していた方の作品への愛情がどれほどだったのだろうと思う。
邸宅内に設置された様子を写した写真もあり、それを見るとその家の中に置かれた状態が本当の姿で、その場所でないと意味が薄れるというか魅力が半減してるようにも少し感じた。
またその邸宅での制作風景を撮影した無声映像が流されており、そのスピードと力強さが半端ではなく「ああ、本物だ」と改めて納得してしまった。
本職というとおかしいけれど、もっとも知られている板画の作品も見れて良い展示だった。
気になった作品
- 油絵の自画像
- キリストの板画柵
- 樹林の襖絵
- 浜茄子の絵
- 竹の掛軸